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保育士の負担軽減 事務支援システム開発

タブレット端末を操作する保育士=郡山市

 IT企業のプレイノベーション(福島県郡山市)は、保育施設向けの事務支援システム「スマホイク」を開発した。預かる乳児らの健康状態などをタブレット端末で入力。行政と情報を共有できるようにし、書類作成など保育士の負担を減らす。
 入力する情報は、子どもの登園時の健康状態やインフルエンザの発生状況、保育士の出退勤時間など。このうち健康状態は保護者が端末を操作すれば済む。保護者から聞いてメモを取り、書類を作る手間が不要。クラウドシステムの活用で行政も情報を閲覧でき、施設側が行政への提出書類を作る必要もなくなる。
 9月に郡山市と市内の認可小規模保育施設「ココカラ開成」との間で実証試験を実施。作業時間が大幅に短縮し、手書き時にはあった記入ミスも防げた。
 同施設をはじめ、仙台市などでも小規模保育施設を展開するピーエイケア(郡山市)の上国料(かみこくりょう)竜太社長は「就労環境が厳しいとされる保育士の待遇改善になる」と期待。実際に活用した保育士の一人は「勤務時間内に仕事を終えられるようになった」と歓迎する。
 プレイノベーションの菅家元志社長は「クラウドを活用した保育施設と行政の情報共有が実現すれば全国初となる。保育や教育のより良い環境づくりに貢献したい」と語る。


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2016年10月22日土曜日


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