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復興へ新たな街始動 山元2地区でまちびらき

約550世帯が入居予定の「つばめの杜地区」。左奥にJR常磐線新山下駅が見える。手前は子育て拠点施設と山下二小
「新坂元駅周辺地区」には約110世帯が入居を予定する。右奥が新坂元駅

 東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県山元町は23日、被災した町民が集団移転する「つばめの杜」「新坂元駅周辺」の両地区のスタートを祝う「新市街地まちびらき」を行う。主に牛橋、花釜、笠野、新浜、中浜、磯の沿岸6地区の被災者が入居。両地区に合わせて1500人以上が移り住む見通しで、既につばめの杜で1029人、新坂元では193人(ともに8月末時点)が生活を始めている。
 田んぼだった両地区で2013年6月に着工し、15年10月までに宅地部分の造成が終了した。
 海岸から約2キロ離れるつばめの杜地区では宅地201区画、災害公営住宅346戸が整備された。都市機能を集中させる「コンパクトシティー」が売りで、保育所などからなる子育て拠点施設や、沿岸部から新築移転の山下二小が今年8月までに完成した。
 海から約1.5キロの新坂元の宅地は40区画。災害公営住宅は72戸を計画しているが、軟弱地盤などによる集合住宅(16戸)の建設工事の遅れから完成は来年3月を見込む。
 町内の集団移転先には遺跡の出土などで予定が大幅に遅れている「宮城病院周辺」地区もある。同地区は年度内に工事が終了し、計約80世帯が入居する。
 つばめの杜のまちびらきは午前10時〜午後3時、新坂元は午前9時半〜午後3時。式典や住民によるステージ、出店がある。斎藤俊夫町長は「復興はまだ道半ばだが、全国各地から寄せられた支援に感謝する場にしたい」と話している。


2016年10月23日日曜日


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