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<里浜写景>「特等席」から一望 朝の活気

見学通路からガラス越しに見られるサンマの水揚げ。魚市場の朝が余すところなく堪能できる
女川魚市場の見学通路

 午前5時半。発光ダイオード(LED)の明かりに照らされた船上で、サンマの水揚げが始まった。港が一気に活気づく。力強く、躍動感あふれる海の男の仕事ぶり。「特等席」からの眺めは見応え十分だ。
 宮城県女川町の女川魚市場は東日本大震災で被災し、再建された。メインの中央荷さばき場は9月に運用を開始。2階部分に見学者用の通路が設けられた。
 魚市場で、海に面する見学通路は珍しい。幅約5メートル、長さ約100メートル。木目調の床に白壁、洋風の照明と、しゃれた海辺のカフェといった雰囲気を放つ。
 多くの人たちに魚市場に親しんでもらう新空間は、自由に出入りできる。通路の両側はガラス張り。漁船が接岸する岸壁と、競りや選別の様子が見られる。
 早起きがちょっと苦手という人は日中、ベンチからぼんやりと海を眺めるのも悪くない。(文と写真 写真部・長南康一)

[メモ]女川魚市場の中央荷さばき場は鉄骨4階の管理棟に併設。全国有数の水揚げを誇るサンマのシーズンは12月上旬ころまで。天候や漁次第で船が入港しない日もある。前日の昼ごろには入船状況が分かる。日曜は休場。連絡先は女川魚市場0225(54)2111。


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2016年10月23日日曜日


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