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<鎌鼬美術館>土方巽の縁生かし開館

美術館開館を記念して行われたテープカット

 秋田市出身の暗黒舞踏家土方巽(1928〜86年)が被写体となった写真集「鎌鼬(かまいたち)」(69年刊)の撮影地、秋田県羽後町田代地区で22日、土方の没後30年を機に鎌鼬美術館が開館した。
 美術館には写真集に収録した作品10枚や写真集の初版本、関連ポスターなどの資料計約50点を展示。開館記念式典には町民ら約150人が参加した。
 鎌鼬を撮影した米沢市出身の写真家細江英公さん(83)=東京都杉並区=が講演し「土方や写真集のファンが世界中から集う拠点に育ってほしい」と語った。
 美術館整備の総事業費約1130万円のうち、半額を町の補助金に頼る予定だったが、住民らによるNPO法人「鎌鼬の会」の資金計画の不備を理由に議会の反対で認められなかった。
 同会は、インターネットで小口寄付を募るクラウドファンディングで集まった234万円と、別の寄付金約300万円を基に旧家の旧長谷山邸土蔵の一部約80平方メートルを改修し、予定通りの開館にこぎ着けた。
 開館日は土、日曜と祝日のみで年内は11月27日を最後に冬季休業し、来年4月に再開する。開館時間は午前9時〜午後4時半(23日のみ午前10時から)。入館料300円(高校生以下無料)。連絡先は鎌鼬の会事務局0183(62)5009。


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2016年10月23日日曜日


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