宮城のニュース

「米作り」描写 より忠実に

修正した作品を眺める菊地さん

 宮城県栗原市一迫の洋画家菊地義彦さん(85)=河北美術展参与=が、昭和初期の米作りを題材にした過去の作品群を加筆、修正し、26〜30日に一迫ふれあいホールで開かれる総合文化祭(一迫文化協会主催)で初公開する。菊地さんは「実際の光景に近い絵を目指した。当時を知る人たちにこそ見てほしい」と話す。

 作品群は「栗駒山麓手作業米づくりの一年」と題した20〜130号の42点。7年前に1度完成したが、古参の農家から俵の結び目や米の色合い、牛の脚の太さといった多様な点について「事実と違う」と言われた。以来、ライフワークとして農家への取材と絵の修正を続けてきた。
 全作品のうち6点は出来栄えに納得できず、一から描き直した。誤りを指摘されなかった作品についても色使いや絵の具の盛り上げといった表現に未熟さを感じ、手を加えた。
 会場では四季を通じた農作業の順に作品を並べ、当時を知る人の記憶を呼び起こす構成となっている。菊地さんは「違和感があればどんどん指摘してほしい。未完の作品群を今後も描き続ける上での参考にしたい」と語る。
 開館は午前9時〜午後5時半。最終日の30日は午後2時まで。連絡先は一迫文化協会事務局0228(52)2554。


関連ページ: 宮城 社会

2016年10月24日月曜日


先頭に戻る