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<高校ラグビー宮城>仙台育英21連覇

仙台育英−石巻工 前半10分、敵陣ゴール前5メートル付近のラックから仙台育英・佐藤(左から3人目)がサイドを突きトライ。ゴールも決まり7−0とする

 第96回全国高校ラグビー大会宮城県予選は23日、仙台市泉区のユアテックスタジアム仙台で決勝があり、仙台育英が68−0で石巻工を下し、21年連続23度目の全国大会出場を決めた。
 仙台育英は前半10分、敵陣ゴール前5メートルのラックからロック佐藤英和が持ち出し、右中間に先制トライ。前半を28−0で折り返すと、後半は計6トライを決めるなど一方的に攻め続けた。守りも堅く、石巻工を無得点に抑えた。
 全国大会は12月27日から大阪・花園ラグビー場で開かれる。

 【評】仙台育英が計10トライを奪い、圧勝した。前半10分、敵陣ゴール前のラックから右サイドを突いてトライしたのを皮切りに、走力のあるバックスの展開で得点を重ねた。
 石巻工は左右に展開して好機をつくったが、仙台育英の堅い守りに阻まれた。

◎縦突破から展開攻撃

 仙台育英が圧倒的な強さを見せ、21年連続で全国大会切符を獲得。決勝で3年続けて対戦した石巻工を無得点に抑え、丹野監督は「(準決勝以降の)2試合をゼロ(無失点)で終われたのは、すごくいいこと」と手応えを強調した。
 立ち上がりは決勝独特の雰囲気に「硬くなった選手もいた」(フッカー小林壮主将)と、反則やミスでペースをつかめなかった。しかし、前半10分のロック佐藤の先制トライで落ち着きを取り戻し、さらに3トライを奪って前半を終えた。
 後半はFWとバックスが一体となった展開ラグビーがさえ渡った。FWが力強い縦への突破で相手守備陣を引き付けると、バックスが素早く左右に展開するなどして6トライを奪った。
 今年のチームは「タックルなどの基本練習やウエートトレーニングに例年より力を入れている」(小林壮主将)といい、その成果が表れた。2トライのFB万田は「前列のDF陣が頑張ってくれたおかげ」と組織的な守備を勝因に挙げた。
 次の舞台は全国大会。前回の花園は2回戦で敗退したが、丹野監督は「いいチームで夢が膨らむ。気迫や気力を高めて、ベスト8を目指したい」と期待を込めた。(佐藤将史)

<石巻工の攻め、堅守に機能せず>
 3年連続で決勝に進んだ石巻工は、またも仙台育英に完敗した。木田監督は「努力の差が結果に表れたと思う。真摯(しんし)に受け止めたい」と話した。
 前半を終えて0−28。後半はキックを使って打開しようとしたが、相手の堅守の前にうまく機能しなかった。逆に開始早々、失点するなど計6トライを奪われた。
 鹿野主将は「最後まで諦めず、トライを狙う姿勢は見せることができた。1、2年生にはいい部分を引き継いでほしい」と後輩に雪辱を託した。


2016年10月24日月曜日


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