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<ほっとタイム>笑顔見たい 再訪誓う

軽妙なトークを交え、手際良く髪をカットする竹内さん

◎女性癒やす名古屋の美容師

 鏡をのぞき込む女性の表情が、パッと華やいだ。
 仙台市若林区の六郷災害公営住宅の集会所。「ね、若返ったでしょ?」。名古屋市で美容室を営む竹内辰礼さん(53)が語り掛けると、女性はさらに相好を崩した。
 竹内さんは今月中旬、友人の美容師小栗慎司さん(50)と共に中高年の女性約10人を「変身」させた。
 2011年夏以来、若林区内のプレハブ仮設住宅を年に3回訪問。13年からは石巻市の仮設住宅にも足を運ぶ。東北に縁はなかったが、「自分の技術で被災者の役に立ちたい」との思いから、ヘアカットのボランティアを続けてきた。
 熊本地震の被災者支援に力を入れるため、実は今回で宮城県への訪問を休むつもりだった。次の訪問予定を告げて別れるのが常だったが、この日は「またね」としか言えなかった。
 「でも、皆さんの笑顔を見たらやめられないな、って。年1回でも顔を出し続けるつもり」。心の中で再訪を誓い、災害公営住宅を後にした。(報道部・関根梢)


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2016年10月25日火曜日


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