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<仙台L届かぬ頂点>「川村頼み」脱却必要

仙台L−日テレ 無得点で敗れ、肩を落とす仙台Lの選手たち=8日、ユアスタ仙台

◎リーグ戦総括(上)決定力不足

 サッカー女子、なでしこリーグの仙台レディース(仙台L)が今季のリーグ戦を4位で終えた。東日本大震災後に活動休止した東京電力マリーゼを移管して発足してから今年で5年目。年間2位の昨季から守備力を強化して初優勝を目指したが、決定力不足が最後まで響いた。課題と収穫を踏まえ、30日に初戦を迎える皇后杯と来季にどう挑むのかを探る。(加藤伸一)

<昨季から11点減>
 8日の第16節日テレ戦。過去一度も勝ったことがない相手に前線からの守備が機能し、安本、浜田の2トップを中心に攻め立てた。好機は演出するが、0−1で敗れた。安本が「決めれば流れが変わった」と振り返る通り、今季を象徴する戦いでもあった。
 16日の第17節コノミヤ高槻戦は2トップ浜田、井上の計4ゴールなどで5−0と大勝した。だが、23日の最終節は先制を許した長野にMF佐々木繭の得点で追い付きながら追加点を奪えず1−2で惜敗。3位争いをした長野に及ばなかった。
 今季の総得点はリーグ戦18試合で29点。昨季レギュラーシリーズ18試合の40得点から11点減った。チーム発足時から指揮を執る千葉監督は「多くの決定機をつくったが、決め切る力が足りなかった」と、準決勝で敗退したカップ戦を含む戦いを総括した。
 MFの川村、佐々木繭と共に日本代表に選ばれたFW有町が、右足甲を痛めて8月上旬から2カ月以上戦線を離れた。大卒新人のFW本多が度重なる負傷で、ほとんど出場機会がなかったことも痛かった。

<「選手の自立を」>
 不動のボランチで、昨季リーグ戦でチーム最多9得点の川村は、プロ契約した今季も6得点と引っ張った。16日のコノミヤ高槻戦でハットトリックを達成したFW浜田が総得点で川村と並んだが、全体の得点力不足は否めない。
 千葉監督は「川村に依存しているわけではないが、遠慮している選手もいるのかな。選手として自立しないといけない」と指摘する。佐々木繭は皇后杯も見据え、「(川村に)頼ってばかりでは優勝できない。一人一人が自覚を持ちたい」と語った。


2016年10月25日火曜日


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