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<原発ADR>福島・広野の病院 東電と和解

 福島県広野町の高野病院を運営する医療法人社団養高会は24日、東京電力福島第1原発事故で増大した経費などの支払いを東電に求めた和解仲介手続き(ADR)で、原子力損害賠償紛争解決センターによる和解が成立したと発表した。和解は20日付で、東電が約6400万円を支払う。
 高野病院は第1原発の南約22キロに位置する。町内は当時、緊急時避難準備区域に指定されたが、107人が入院していた病院は、双葉郡内で唯一診療を継続。約80人いた職員は事故直後は13人まで減少した。
 東電に求めていたのは、職員確保のため賞与とは別に支給した期末手当や県外採用者に対する家賃補助といった経費増大分。慰謝料なども請求した。
 県庁で記者会見した病院の高野己保(みお)事務長は「地域医療を守るためだけに賠償を求めてきた」と話した。
 東電は「和解内容に基づき、真摯(しんし)に対応したい」と述べた。


2016年10月25日火曜日


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