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<仙台L届かぬ頂点>ホーム戦強さ際立つ

コノミヤ高槻戦でゴールを決めて喜ぶ浜田(手前)。強いホームで選手たちは躍動した=2016年10月16日、ユアスタ仙台

◎リーグ戦総括(下)守備成長

<立ち上がり改善>
 今季はホームでの強さが際立った。リーグ戦は9試合で1敗のみ。カップ戦4試合は負けなしだった。
 唯一の敗戦となった8日の第16節も、首位日テレ相手に厳しい寄せからボールを奪った。0−1と惜敗したが、主将の嘉数は「前から全員で動けていた」と一丸の守備に自信を深めた。
 昨季は1試合5失点することもあった守りは、今季は2失点以下と成長した。
 元日本代表の北原が新潟から、年代別代表経験が豊富な市瀬が地元の宮城・常盤木学園高を卒業して加入し、この2人がセンターバックで存在感を発揮。米プロリーグのチームから完全移籍したGKキャメロンが度々好セーブを披露した。
 千葉監督から守備の統率を託された北原は「GKに助けられているが、(試合の)立ち上がりの守りは徐々に改善された」と話す。
 ボール奪取力が高いMF川村とボランチを組んだ新加入のMF岸川、今季初めて日本代表に選ばれたサイドバックのMF佐々木繭らも堅守を支えた。

<敵地での黒星増>
 一方、攻撃時にボールを奪われて失点し、敵地での黒星を増やした。アウェーでの最終節、3位を争う長野との直接対決でも、自陣でのパスの連係ミスを起点に相手に決勝点を与えた。パスの受け手だった川村は「相手の動きに対する判断がまだまだ」と痛感した。
 なでしこリーグに昇格して4年目の今季は、優勝という明確な目標を掲げた。千葉監督は「重圧の中で戦い、いい経験になった。好機で決め切る力、ぎりぎり(の局面)で守る力。あと少し成長できれば優勝を争える」と確信する。
 嘉数は「選手層は厚かったが、もっと全員が同じ気持ちで臨む必要がある」と精神面の成長を誓う。30日に初戦となる皇后杯に向けて再び戦闘態勢に入る仙台L。昨季準決勝で敗れた舞台で、頂点を目指す。


2016年10月26日水曜日


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