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津波で7万本流失…高田松原復活へ

高田松原の再生を願い苗木を植える参加者=25日午前10時35分ごろ、陸前高田市

 東日本大震災で1本を残して約7万本のマツが流失した岩手県陸前高田市の高田松原の再生を目指し、岩手県は25日、復旧工事中の跡地に苗木を試験的に植栽した。
 県や地元のNPO法人「高田松原を守る会」の会員ら約40人が参加。暴風柵で囲んだ400平方メートルに、生育2〜3年のクロマツやアカマツの苗木約150本を植えた。肥料や土、植栽時期など条件を変えて適切な生育環境を調べる。
 計画では、高さ4メートル前後まで盛り土をした全長約1.8キロ、約8ヘクタールに約4万本を植える。来年度から3年かけ、県が約3万本、守る会が約1万本を担当。震災前に高田松原で拾われた松ぼっくりから種を採って育てたゆかりの苗木も約600本ある。
 守る会の鈴木善久理事長(71)は「多くの思い出がある高田松原の復活への第一歩で感無量だ」と話した。
 高さ20メートルほどの松林に育つまでは約50年を見込む。


2016年10月26日水曜日


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