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<全町避難>富岡町民「戻らない」57%

 復興庁は25日、東京電力福島第1原発事故で全町避難している福島県富岡町の住民意向調査結果を公表した。「町に戻らない」と答えた割合は57.6%で、昨年8月の前回調査より6.8ポイント増加。帰還意思の低下が続いている。
 「町に戻りたい」は16.0%で、前回調査から2.1ポイント増えた。「判断がつかない」は4.0ポイント減の25.4%だった。
 「戻らない」「判断がつかない」の理由(複数回答)は「医療環境に不安がある」が59.6%で最多。他に「原発の安全性に不安がある」(48.6%)「家が住める状況にない」(48.1%)「避難先の方が生活利便性が高い」(41.7%)「既に生活基盤ができている」(41.4%)などが挙がった。
 年代別では「戻らない」は30代の74.6%、40代の60.0%を占めた。帰還意思は高齢になるほど高く、70歳以上は「戻りたい」が20.8%だった。
 「戻りたい」の回答者に帰還時期を聞くと、避難指示が解除されたら「すぐに」が36.0%、「3年以内」が18.3%だった。「決めていない」は37.5%。
 意向調査は今年8月、全7040世帯を対象に実施し、46.3%の3257世帯から回答があった。


2016年10月26日水曜日


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