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アートの祭典 「写楽トイレ」で勝負

泰光住建が出展した作品。写楽の原画を再現するため細部に技巧を凝らした

 トイレの便器にフィルム加工でデザインを施す「イデア・オブ・トイレット」を手掛ける水道工事会社の泰光住建(仙台市泉区)が、東京で26日に開幕したデザインの祭典「東京デザインウィーク(TDW)2016」に出展した。
 出展作品は江戸時代の浮世絵師、東洲斎写楽の代表作「三代目大谷鬼次の奴江戸兵衛」を全面に施したトイレ。写楽にちなんだ作品を展示するTDWのプログラム「写楽インスパイア展」の一般公募を通過した。
 約50組の出展者は絵画や映像、服飾といったアート作品を手掛けるクリエイターが大半。名を連ねた赤間晃治社長(38)は「水道会社経営なんて畑違いは自分だけ」と笑う。
 出展した「奴江戸兵衛」は、同社の従来商品を2週間かけて全面的に作り直した。原画にはない右肩を含め、人物の上半身全体をCGで再現。印刷したフィルムをトイレに手張りする際の伸びも計算し、平面と曲面で生じる0.1ミリ単位のずれを苦心して調整した。
 赤間さんは「満足がいく作品ができた。貴重なチャンスを生かし、どこにもない作品を仙台から発信する機会にしたい」と話す。
 TDWは11月7日(1日は閉場)まで、明治神宮外苑で開かれている。


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2016年10月27日木曜日


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