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<東北大>75年型の食事「健康的」 肥満改善

 1975年ごろに一般的だった食事を1カ月続けた人は、欧米化した現代の食事を続けた人に比べて肥満が改善し、ストレスも軽減されることが、東北大大学院農学研究科などの実験で分かった。

 都築毅准教授(食品機能学)らの研究グループは75年と現代(2010年)の代表的な食事メニューを作成。軽肥満の傾向がある20〜70歳の男女60人を二つのグループに分け、それぞれのメニューを1日3食、28日間食べてもらった。
 実験前後で体格指数(BMI)は、75年型メニューのグループが平均0.2減少したのに対し、現代型のグループは平均0.1上昇した。75年型の方が体脂肪の減少率も高かった。
 研究グループは、同様の食事メニューに週3回の運動を課す実験も実施。75年型はシャトルランやボール投げ、立ち三段跳びの記録が伸びたが、現代型ではほぼ変化がなかった。ストレス度合いを計ると、75年型で改善傾向が見られた。
 75年型は(1)多様な食材を少しずつ摂取(2)主な調理法は煮る、蒸す、生(3)大豆製品や魚介類、野菜、果物、海藻が多く、卵、乳製品、肉は適量−などが特徴だ。
 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録された「和食」の健康効果が実証された格好。都築准教授は「日々の食事を75年当時に近付けると健康、長寿が期待できる。和食はもっと国際的に評価されていい」と話している。


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2016年10月27日木曜日


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