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<小池都知事>五輪で復興と感謝伝えるべき

インタビューに答える小池都知事=東京都庁

 小池百合子東京都知事は27日の河北新報社のインタビューで、2020年東京五輪・パラリンピックが東日本大震災からの復興に果たす役割を重視する考えを示した。(聞き手は東京支社・片山佐和子、小沢邦嘉)

 −「復興五輪」をどう考えているか。
 「招致活動で国内外に喧伝(けんでん)された復興五輪が、いつの間にか忘れ去られたことを残念に思っていた。被災地では仮設住宅に暮らす人も(東京電力福島第1原発事故の影響で)帰還できない人もいる。復興を促し、20年の時点で復興は順調に進んだと世界の励ましに感謝のメッセージを大会で伝えるべきだ」

 −都として大会の開催経費の検証を進めている。
 「コスト削減のために、都が負担する施設を都外にばらまくのではない。国内の皆が納得し、将来有効活用でき、ランニングコストで大赤字を出さないためにどうするか。同時に感動を日本中で分け合えるようなシステムも。安ければいいと思っていない」

 −ボート、カヌー・スプリントの会場候補の一つ、宮城県長沼ボート場(登米市)の視察は市民約3000人が歓迎した。
 「3000人もさることながら村井嘉浩宮城県知事の思いはすごく熱い。(経費を)『自分たちで何とかする』という心意気は高く買いたい。思いがしっかり伝わることを期待する。復興五輪は重要なキーワードだと思うし、被災者が住んだ仮設住宅が有効活用されることはそれだけでもメッセージになる」
 「長沼は東京から遠いと言われるが東京が基準だから遠い。スポーツを通じて被災地が元気になり、宮城に人が訪れることはプラス効果を生むのではないか」

 −調査チームは3案に絞り込んだが、長沼案は小池知事の最終結論に残るか。
 「もう残っている。3案の中に。主催はあくまでIOC(国際オリンピック委員会)。どうするかは連携して決める」


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2016年10月28日金曜日


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