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<仙台いじめ自殺>遺族が防止策を国に提言

坪田課長(左)に提言の文書を手渡す生徒の父親

 仙台市泉区の館中1年の男子生徒=当時(12)=が2014年9月、いじめを苦に自殺した問題で、生徒の父親(49)が27日、文部科学省を訪れ、いじめ防止対策を国主導で推進するなど10項目の提言をした。
 父親は「いじめ自殺がなくならない現状を踏まえ、遺族代表として提言する」と述べ、坪田知広児童生徒課長に文書を手渡した。坪田課長は「いじめ防止対策の見直しを検討している。提言を必ず生かし、再発防止に取り組む」と答えた。
 提言は(1)文科省が各自治体を集め、いじめ対策研究会を開催(2)会員制交流サイト(SNS)使用の年齢制限(3)いじめた生徒に対する罰則の基準の明確化(4)フリースクールへの支援強化−など。自治体にいじめ対策を任せず、国の関与を強めることを要望した。
 父親は提出後に記者会見し、「将来有望な子どもたちが命を落とさなければならない現実がある。提言は、この世からいじめによる自死をなくしたい一心からだった」と話した。
 非公開の意見交換の場では、文科省の担当者から「前向きに取り組みたい。最終的にいじめゼロを目指したい」との回答があったといい、父親は「感謝している」と語った。


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2016年10月28日金曜日


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