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自然の宝庫を次の世代へ 住民が魅力発信

鶴ケ谷中央公園で野鳥を観察するひょうたん沼楽校のメンバーら

 仙台市宮城野区の住民グループ「鶴ケ谷ひょうたん沼楽校(がっこう)」が、地元の鶴ケ谷中央公園の豊かな自然の魅力を伝える活動に取り組んでいる。同公園は市の「わがまち緑の名所百選」に選ばれ、100種類とも言われる野鳥の楽園として知られる。メンバーは「市街地近くで気軽に自然を楽しめるのが魅力。次の世代にも残したい」と意気込む。
 「あれは迷い込んだ幼いオオタカが、カラスの集団に追い出されているところ」「ここでツマグロヒョウモンという南方系のチョウが見つかったこともある」
 23日に公園であったひょうたん沼楽校の研修会で、代表を務める宮城野区の県森林インストラクター太田吉厚さん(62)が次々と説明した。鶴ケ谷市民センターが29日に開く地元住民向けの自然散策会で、メンバーがガイドを務めるため、下見を兼ねて実施した。
 鶴ケ谷団地の中心にある公園は1974年に開園した。約12ヘクタールの園内には形状から「ひょうたん沼」と呼ばれる3.5ヘクタールのため池があり、周辺で多様な動植物を見ることができる。
 楽校は2013年4月、同市民センターが主催した自然観察会の参加者で結成され、今は60〜70代の10人が活動する。自然観察会や木工教室を定期的に開くほか、園内に鳥の巣箱を設置するなど保護活動にも力を入れる。今後は樹木の名前を示す樹名板や観察マップの作製に取り組む予定だ。
 公園では冬になると、ハクチョウやカモ、シジュウカラなど多くの野鳥が観察できる。太田さんは「地域の人にもっと足を運んでほしい」と願う。


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2016年10月28日金曜日


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