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<にゃんとワンポイント>年1回は健康診断を

健康そうに見えていても、思わぬ病が隠れていることも(仙台総合ペット専門学校)

 「この子は人の年齢でいうと何歳くらいだろう?」
 自分の飼い犬がどれくらい生きるのか、あとどれくらい一緒に暮らせるのか、と考えることがあるかと思います。

◎犬の体調管理

 人と犬の平均寿命を比べてみましょう。私たち日本人の平均寿命を80歳、犬を14歳とします。犬の場合、最初の1年で体が成熟しますので、これを大まかに人の20年分とし、その後の13年間を人の60年に当てはめると、犬の1年は人の4〜5年分に相当します。
 しかし、この寿命は犬種によって変動します。一般的に大型犬はやや短く10年くらい、小型犬は14年くらいですが、24歳まで生きたチワワのギネス記録もあるそうです。
 30年前の犬の寿命は7歳くらいでした。これほど犬の寿命が長くなった要因には、(1)小型犬を飼う人の増加(2)ドッグフードの質の改善(3)室内飼育による感染症やけがの減少(4)動物病院などでの健康診断の受診機会の増加(5)病気に対する飼い主の意識の向上−などが大きく影響しています。
 予防が大事なのは皆さんご存じの通り。ただし注意したいのは、犬の体調不良は見た目では分かりにくいということです。長年連れ添った子であれば、何となく顔つきが違うと来院される人もいますが、多くの場合は発見が難しいのです。「食欲がある」「散歩に行く」といっても、病気が隠れていることがあります。
 元気そうに見えても、年1回は健康診断を受診してください。人でいう、4〜5年に1回です。健診では病気を見つけるだけでなく、病気にならないための食事や運動の助言も受けられます。そうしたサービスを利用することで、ワンちゃんたちにはいつまでも長生きしてもらいたいですね。
(ノア動物病院・獣医師 後藤千尋)


2016年10月28日金曜日


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