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<大川小訴訟>市長「予見可能性で譲れない点」

市長室前で報道陣の取材に答える亀山市長=28日正午すぎ、石巻市役所

 大川小津波訴訟で控訴の方針を固めた石巻市の亀山紘市長は28日正午ごろ、市役所で報道陣の取材に応じた。一問一答は次の通り。

 −控訴する理由は。
 「学校管理下で多くの児童が命を失ったことに、遺族の方々には申し訳ないと思っているが、判決を見た限りでは(津波を)予見できたかどうかという点と、結果回避責任について受け入れられない内容も含んでいたので控訴したい」

 −遺族感情についてはどう思うか。
 「私どもとしてはこの裁判で、これまで主張してきた点について譲れない点がある。そこは二審でしっかり述べていきたい」

 −控訴しないという選択肢はなかったのか。
 「控訴しない方向もあったと思うが、判決を見ると学校の防災教育に非常に大きな影響を与える内容になっている。私としては今後のことを考えて控訴すべきであろうと判断した」

 −学校防災に与える影響とはどういうことか。
 「結果回避責任に対して亡くなられた先生に対する思いというか、(先生たちも)しっかり頑張って何とか子どもたちを助けたいという思いで行動されたと思う。そういう面では、判決のように先生たちに全て責任を負わせるのは私としても非常につらい」

 −午後3時半ごろには津波を予見できたとする判決については。
 「津波が来るまで7分間。その7分間でも行動は取ったわけです。ただ、避難先の問題になるが、7分間で判決内容のように裏山に逃げることができたかというと、私としては非常に難しかったのではないかと思っている」


2016年10月29日土曜日


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