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<大川小訴訟>控訴へ石巻市議会判断難しく

 宮城県石巻市大川小津波訴訟で、市が28日、控訴する方針を固めたことを巡り、30日に開かれる市議会臨時会での議論が注目される。急きょセッティングされたため、臨時会は異例の日曜開催。控訴の議案が可決されれば市は控訴の手続きに入るが、再び遺族側と争うことに否定的な市議もいる。市議会がどんな結論を下すのか、難しい判断が求められそうだ。
 28日午前、市幹部が丹野清議長を訪ね、「控訴したいので議会を開いてほしい」と伝えた。
 丹野議長は「控訴の中身について議場で説明を受け、各議員がどう反応するのか。いずれにしろ慎重に考えなければいけない」と語る。
 現在の議員数は29人。最大会派のニュー石巻(12人)は是々非々の立場を取り、阿部欽一郎会長は「30日午前に会派としての対応を決めたい」と話す。
 ただ同会派の森山行輝議員は「個人の意見」とした上で「判決を受け入れるべきだ」と指摘。亀山紘市長が2011年6月の保護者説明会で「自然災害の宿命」と発言したことを巡って市議会で追及した経緯もあり「はじめから真摯(しんし)に対応する必要があった」と振り返る。
 亀山市長に批判的な黒須光男議員は「被災弱者の気持ちを逆なでして、政治家としてのモラルがない」と話した。
 30日の臨時会では、控訴の議案と、控訴に伴う訴訟関係費を追加する本年度一般会計補正予算の議案が審議される。


2016年10月29日土曜日


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