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<三陸沿岸道>岩手・宮城から歓迎の声

 国土交通省が三陸沿岸道路(八戸−仙台、359キロ)や東日本大震災の沿岸被災地と内陸を結ぶ横断道路の新たな開通見通しを示した28日、岩手、宮城両県の自治体や経済関係者は「復興や経済再生の後押しになる」と歓迎した。
 三陸沿岸道路は約9割に当たる320キロが2020年度までに開通することが確定した。仙台市から気仙沼市までは18年度につながる見通しとなった。
 気仙沼市中心部の気仙沼インターチェンジ(IC)までつながるのは20年度。それまでの間も国道45号津谷バイパスや18年度完成の本吉−気仙沼IC経由によりアクセスが便利になる。
 菅原茂市長は「鳴瀬奥松島IC(東松島市)以北は無料区間である強みをアピールし、暮らしや仕事の復興につなげていきたい」と歓迎した。
 岩手県内の三陸沿岸道路は新たに、釜石北−大槌IC(4.8キロ)が19年度、侍浜−階上IC(青森県内区間を除く20キロ)、田野畑北IC−普代村(8キロ)が20年度に開通する見通し。
 県内の213キロのうち85%に当たる182キロの開通時期が示されたことになる。20年度までには田野畑南IC以南の133.5キロが全通する。残る北部の79.5キロのうち開通未定は31キロとなった。石原弘田野畑村長は「三陸連携がさらに進む。開通時期が明確になれば企業誘致にも取り組みやすくなる」と意気込む。
 盛岡市と沿岸の宮古市をつなぐ宮古盛岡横断道路(100キロ)は宮古市の2区間計14キロが20年度内に開通する。開通区間は93キロとなり、未定は宮古市の平津戸−松草(7キロ)のみ。
 既存路線の国道106号は、8月末の台風10号で路面流失などの被害が出て11日間通行止めとなった。宮古商工会議所の花坂康太郎会頭は「復旧や経済活動に大きな支障が出た。災害に強い道路の必要性がはっきりした」と強調する。
 達増拓也知事は「早期復興への後押しになる。効果を最大限生かし産業再生に努める」との談話を出した。


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2016年10月29日土曜日


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