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閖上の新たな街 住民ら復興工事現場を見学

現場作業員の説明を聞く市民ら

 東日本大震災で被災した名取市閖上地区で29日、市が進める土地区画整理事業の住民向け見学会が開かれた。2019年12月の事業完了を目指して集合型の災害公営住宅の整備などが行われており、参加者は新しい街区を眺めつつ一日も早い完工を望んだ。開催は15年11月に続き2回目。
 見学会には市内のみなし仮設住宅の住民ら約60人が参加。市職員や施工業者が(1)7月に引き渡しが始まった防災集団移転地(2)集合型の災害公営住宅(3)一戸建ての災害公営住宅団地−の整備状況を説明した。
 土地区画整理事業の対象地約57ヘクタールのうち、約32ヘクタールは海抜約5メートルの高さにかさ上げしている。東京ドーム1.4杯分、約170万立方メートルの土砂が必要で県内5カ所の山から採取しており、現在は77%、約132万立方メートルの搬入が終わった。
 みなし仮設の雇用促進愛島宿舎自治会長の橋浦武さん(73)は「15年より区画の整備や舗装がなされ、事業は目に見えて進んだが、隣の仙台や岩沼に比べれば遅い。名取も早く工事を進めてほしい」と話した。
 見学会は一人でも多くの市民らが閖上地区に居住してもらえるようにと、市が主催した。


2016年10月30日日曜日


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