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<酒田大火40年>延焼防いだ「水の膜」

大火の延焼を防いだ直上放水を模して、消防団員らが一斉放水した=29日午後5時40分ころ、酒田市

 戦後4番目の大火と呼ばれる「酒田大火」から丸40年を迎えた29日、消火活動の最終防御線となった酒田市の新井田川で、延焼を防いだ一斉放水が消防団員らによって再現された。
 酒田地区消防本部の職員や消防団員ら約80人が参加。左岸河川敷に並び、出火時刻の午後5時40分になると、河川に向かって一斉に放水した。当時を思わせる西風が時折吹く中、団員らは1分間にわたってホースを握った。
 放水に先立ち、丸山至市長は「教訓を次の世代にしっかりと引き継いでもらいたい」と呼び掛けた。
 大火は1976年10月29日、市中心部の映画館で起きた火事が台風並みの風にあおられて拡大。1774棟を焼き、消防職員1人が亡くなった。
 炎は出火から8時間後、火元より約900メートル東を流れる新井田川に達したが、各地の消防隊が河川敷に集結して直上放水による「水の膜」を張ったことで延焼が抑えられた。


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2016年10月30日日曜日


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