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<君の朝活は。>要約、発表 頭フル回転

物語を要約して伝える参加者たち。左端が冨田さん

◎仙台圏点描(6)アウトプット朝活(仙台市青葉区)

 スーツ姿の男女が表通りを行き交う仙台市中心部。午前7時15分、コーヒーの香りが漂うカフェで「アウトプット朝活」が始まった。
 偉人伝や寓話(ぐうわ)を3分で読み込み(インプット)、粗筋や気付きを3分で発表(アウトプット)する取り組み。頭は朝からフル回転だ。
 「うそでつかんだ評価には価値がないと、上杉謙信は家臣に説いた」「報恩のために人は生きる」
 さらりとまとめる人がいれば、懸命に言葉をひねり出す人も。とろんとしていた顔は次第に引き締まる。
 短時間で筋をつかんで簡潔に要約し、分かりやすく相手に伝えるトレーニング。発信力とともに聞く力も磨かれ、人生訓からは生きるヒントが得られるという。
 「脳の吸収がよい朝は学びに適している。仕事以外での交流も深まる」。主宰する青葉区の団体職員冨田俊介さん(29)は説明する。東洋哲学のセミナー講師を目指し、話術を磨こうと2年前からアウトプット朝活を指導する。
 宮城野区の自営業橋詰孝さん(51)は朝のランニングなども掛け持つ「朝活の達人」。「早起きでその日を爽やかにスタートできる。人脈が広がり、学びも多い」と充実した表情で話す。
 朝活の「かつ」に「勝つ」「喝」の意味も込める冨田さん。ちょっぴり自信をにじませた背中が、職場や大学に飛び出す。

[メモ]仙台市青葉区の「カフェベローチェ仙台広瀬通駅前店」などで月4回程度開催。費用は各自の飲食代と資料代(カンパ制)。ブッダの教えをテーマにした平日夜や週末の勉強会もある。日程は「アウトプット朝活&夜活」のホームページに掲載している。


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2016年10月31日月曜日


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