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モノが語る被災の記憶 震災遺産文化祭で展示

富岡高バドミントン部のラケットなどの震災遺産=福島北高

 福島市の福島北高の文化祭が30日あり、3年生18人が東日本大震災と東京電力福島第1原発事故を伝える「震災遺産」を展示し、一時避難所となった同校の様子を教室で再現した。生徒たちは震災と向き合い、当時に思いを巡らせた。
 「ふくしま震災遺産保全プロジェクト実行委員会」が収集した遺産12点を借りた。同校敷地には原発事故で避難する富岡町の富岡高がサテライト校を設置していることから、同町と富岡高に焦点を当てた展示内容にした。
 展示物は同校の避難所で明かりを取るために使った美術作品のろうそくや、地震で落ちた体育館の照明など。福島北高の避難所の様子を紹介する展示では、保存食のパンを並べるなど当時を浮かび上がらせた。
 参加した福島北高3年の渡辺孝幸さん(17)は「大変だった当時をもう一度思い返してほしいとの思いを、同世代や地域の人に伝えたかった」と話した。


2016年10月31日月曜日


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