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仙台藩儒者「芦東山」生誕320年 教え学ぶ

 江戸時代に刑罰の在り方を先進的な思想で論じる「無刑録」を編さんした仙台藩儒者の芦東山の生誕320年を記念し、出身地の一関市で国内外の芦東山研究者が集う講演会が11月5日に開かれる。
 一関市教委などの主催。2日には早大戸山キャンパス(東京)でシンポジウムがあり、日中の大学教授らが研究報告。5日は同市大東町の摺沢市民センターで早大中国古籍文化研究所所長の稲畑耕一郎教授が基調講演する。いずれも無料。
 芦東山は幽閉生活を送った宮城県旧宮崎町(現加美町)で無刑録をまとめ、刑罰は懲らしめでなく更正と教育のために行われるべきだと説いた。没後100年して明治政府が刊行した。
 芦東山記念館(一関市)では、開館10周年特別展として普段は非公開の無刑録原本を12月4日まで展示する。張基善(ちゃんきそん)学芸調査員は「犯罪や刑罰のない世の中を願った芦東山の教えには現代に通じるメッセージがある」と話す。


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2016年10月31日月曜日


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