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<東北大>微小血管狭心症 セロトニンが関与

 心筋梗塞などと同じ虚血性心疾患「微小血管狭心症」の診断に、心筋内の炎症で増加するとみられる物質「セロトニン」が利用できることを、東北大大学院医学系研究科の下川宏明教授(循環器内科学)らのグループが突き止めた。血液検査による簡易診断に道を開く成果だという。
 研究グループは、血管を収縮させたり、血小板を凝集させたりする物質「セロトニン」に着目。心疾患患者(198人)から採血して血中のセロトニン濃度を分析した結果、微小血管狭心症患者(66人)で高い値を示した。
 微小血管狭心症の可能性を診断する場合、血液1リットル当たりのセロトニン量は「9.55ナノモル以上(1ナノは10億分の1)」が基準値になるという。
 微小血管狭心症は、閉経後の女性に多く発症し、更年期障害や自律神経失調症と間違われこともある。造影検査での発見が困難で、正確な診断には現在、心臓カテーテル検査が必要とされる。


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2016年11月01日火曜日


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