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<青森市長辞職>任期半ば 無念さにじむ

職員から花束を受け取り、市庁舎を後にする鹿内氏

 青森市の第三セクターが運営する複合商業施設「アウガ」の経営不振の責任を取り、鹿内博市長(68)が31日、辞職した。退任記者会見では任期半ばで去る無念さものぞかせながら、「職員や市民の協力で、市民参加型の市政を進めることができた」と感謝の言葉を述べた。
 登庁前には、市議に初挑戦した40年前から続けている朝のつじ立ちで、市長として最後の市政報告。「明日からは市民の一人として市が発展するよう努力していく」と誓った。市幹部95人を前にした退任あいさつでは、「市職員としての仕事にやりがいを感じ、市民の幸せを実現させてほしい」とメッセージを送った。
 記者会見で7年半の任期を振り返り「中学生までの医療費無料化や子ども権利条例の制定が、最も大きな実績」と自己評価。計232の公約については「達成できなかったものもある」と述べ、「旧国鉄操車場跡地を低炭素型モデルタウンとして利用する事業を断念したことが残念だった」と話した。
 この後、約100人の職員や支援者に拍手で見送られ、花束を手に市役所を後にした。支援者は「(副市長辞任など混乱があったが)最後まで一人で頑張っていたと思う」と涙ながらに見送った。
 副市長2人が不在のため、新市長が決まるまでの間、職務代理者は福井正樹市民政策部長が務める。
 鹿内氏は青森市議を3期、青森県議を5期務め、2009年に青森市長初当選。2期目の任期満了は17年4月23日だった。


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2016年11月01日火曜日


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