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<原発避難訴訟>群馬の137人 初の結審

 東京電力福島第1原発事故で福島県から避難を余儀なくされ、精神的損害を受けたとして、群馬県に避難した45世帯137人が東電と国に計約15億円の損害賠償を求めた集団訴訟が31日、前橋地裁(原道子裁判長)で結審した。判決は来年3月17日。
 原告側弁護団によると、同様の集団訴訟は全国で約30件あるが、結審は前橋地裁が初めてという。判決も同地裁が最も早いとみられる。
 訴状によると、東電は地震、津波に対する適切な安全対策を講じず、国も原発の安全に関する規制権限の行使を怠った結果、事故が発生したと主張。避難を余儀なくされ精神的損害を受けたとして、1人当たり1100万円の賠償を求めている。
 閉廷後、原告の1人でいわき市から前橋市に避難している丹治杉江さん(59)は「原発事故の被災者全員が、しっかりした生活再建の足掛かりを見つけられるような公正な判決が出るまで、気を引き締めて頑張っていく」と話した。


2016年11月01日火曜日


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