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<岸FA宣言>楽天熱烈ラブコール

海外FA権の行使を表明する西武の岸
岸のFA宣言を受け、秋季キャンプのグラウンドで話し合う星野副会長(右)と梨田監督

 西武のエース、岸孝之投手(31)が2日、海外フリーエージェント(FA)権を行使すると表明した。申請書類を提出し、西武プリンスドームで「この世界で10年やってきて一人の野球人として他の球団がどういう評価をしてくれるのかを聞いてみたい」と行使の理由を述べた。
 国内球団を軸に交渉したい考えを示したが「移籍を前提とした形ではない」と西武残留も視野に入れている。球団も宣言残留を歓迎し、複数年契約などを提示している。鈴木葉留彦球団本部長は「戻って来ることを願って待ちたい」と話す。
 仙台市出身の岸は宮城・名取北高から東北学院大を経て2007年に西武に入団。1年目から4年連続で2桁勝利を挙げ、08年には日本シリーズで最高殊勲選手(MVP)に輝くなどチームの日本一に貢献した。14年5月にはロッテ戦でノーヒットノーランを達成した。通算226試合に登板して103勝65敗1セーブ、防御率3.05。今季は9勝7敗、防御率2.49だった。

 岸の海外FA権行使表明に対し、東北楽天の星野副会長は「ここからが勝負。結構ライバルはいると思うが、誠意を持って交渉を前に進めたい。精いっぱい口説きたい」と改めて獲得への意欲を語った。
 岡山県倉敷市で秋季キャンプ地を視察中、岸のFA宣言のニュースが入り、報道陣の取材に応じた。「岸の魅力は制球が良いところ。うちの投手陣の見本になってくれれば」と期待を寄せた。
 「もし来てくれたら、則本にとって一番の刺激になる。(田中)将大(ヤンキース)がいたころのように、相乗効果になる」ともくろむ。「周囲に聞くと、岸は表面は静かだが、非常に闘志があり、粘り強い。東北人の良いところを持っている」とべたぼれの様子だ。
 星野副会長から知らせを受けた梨田監督も「素晴らしい投手。地元でもある」と絶賛。「故障がなければ2桁勝利は十分期待できる。球数も投げてくれるのでブルペンは助かる」と語り、「星野副会長にお任せする」と交渉に期待した。
 星野副会長は4日にも東京で三木谷オーナーと会い、打ち合わせを始めるといい、「(交渉解禁は)11日だが、それまで恋をしている思いを楽しむよ。そして一気にプロポーズする」と語気を強めた。(野仲敏勝)


2016年11月03日木曜日


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