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<Eパーソン>山形の果物を身近に

いまい・まさき 東京・正則学園高卒。東京や大阪、札幌の百貨店に入る青果店で、仕入れや販売を担当。昨年5月から現職。39歳。東京都出身。

◎アグリゲート東北 今井政樹リテール事業部長

 農産物卸・販売を手掛けるアグリゲート東北(山形県河北町)は、11日開業する仙台市泉区の商業施設「セルバテラス」に果物とスイーツの店「ファーマーズ・アンプレスィオン」を出店する。同社は2014年10月、山形県内の農家や流通関係者らが設立し、地元の果物などの販売に力を入れてきた。新店を担当する今井政樹リテール事業部長に出店の狙いを聞いた。
(報道部・田柳暁)

 −新店のコンセプトや特徴は何か。
 「仙台は山形から最も近い消費地であり、フルーツのおいしさや魅力を消費者に直接届けたい。山形には魅力的な果物を作る農家がたくさんある。店の主役は農家であり果物。生産者と消費者をつなげる場所を目指す」
 「客層は30〜40代を想定しており、できるだけ価格を抑えたい。割高になりがちな大ぶりのブドウやパック詰めのイチゴを小分けにしたり、果物と洋菓子を組み合わせたりして販売する。百貨店で働いた経験を生かし、陳列も工夫したい」
 −スイーツを扱う新しい業態の店舗になる。
 「季節のフルーツを使ったマカロンやコンフィチュール(ジャム)、フレッシュジュースを販売する。マカロン作りの第一人者の菓子職人小代智紀氏(福岡市)の協力を受けて、試作を重ねた。スイーツをきっかけに若い人を呼び込み、果物の購入につなげたい」
 「皮をむくのが面倒なのか若い人のフルーツ離れが進んでいる。(農協系シンクタンク)JC総研の調査では果物を食べる頻度が『週1日未満、または食べない』という人の割合は年々増え、2015年度には約3割になった。青果店は大幅に減った。果物を身近に感じられる店でありたい」
 −間近に迫ったオープンに向けた意気込みは。
 「山形産の果物はラ・フランスやシャインマスカットが旬を迎え、お薦めだ。季節の果物を食べて多くの人に笑顔になってほしい。店頭では果物に込めた農家の思いをお客さまに伝えたい。お客さまの声を農家に届けるのも大事な役目だと思っている」


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2016年11月03日木曜日


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