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自閉症青年の可能性追う 仙台で5日映画上映

プロデューサーの貞末さん(左)と音楽を担当した東さん

 写真に打ち込む自閉症の青年の旅に密着したドキュメンタリー映画「ぼくは写真で世界とつながる〜米田祐二22歳〜」が5日、仙台市青葉区のせんだいメディアテークで上映される。音楽とナレーションを名取市のシンガー・ソングライター東千春さん(58)が担当し、上映後にプロデューサーの貞末麻哉子さん(58)=東京都=と共にトークとライブを行う。

 京都府に住む米田祐二さんは言葉でのコミュニケーションが苦手だ。15歳でデジタルカメラと出合い、撮影した写真は高く評価され、個展も毎年開く。モニターツアーで2泊3日の沖縄旅行をすることになり、人生で初めて親元を離れボランティアと連れ立つ。
 映画では、旅先で撮った写真や自宅での母と兄のインタビュー、個展会場の様子も紹介。米田さんの穏やかな人柄もあって全編にユーモアが漂っている。
 貞末さんは「『自閉症の人は何もできない』と決めつけがちだが、周囲が分かっていないだけ。豊かな自己表現で可能性を切り開けることも知ってほしい」と話す。
 東さんは、貞末さんと東京で中学・高校の同級生だった縁で自作の曲を提供した。「自閉症や発達障害のイメージが変わった。優しく気配りでき、相手の笑顔を引き出す祐二さんの撮影にひかれた」と語る。
 1時間9分。午後2時半からと同6時半からの2回で、それぞれ上映後にトークとライブがある。ライブには仙台フィルハーモニー管弦楽団のチェロ奏者山本純さんも出演する。
 入場料は前売り1000円、当日1200円。連絡先はマザーバード03(6913)5591。


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2016年11月04日金曜日


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