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生鮮カツオ水揚げ 気仙沼20年連続日本一

生鮮カツオの水揚げ20年連続日本一を達成する見込みの気仙沼漁港。漁期は終盤を迎えている

 気仙沼漁港(宮城県気仙沼市)の今年の生鮮カツオ水揚げ量は10月末時点で約1万9100トンとなり、20年連続日本一が確実になったことが漁業情報サービスセンター(東京)のまとめで分かった。東日本大震災の年も水揚げを途切れさせず、1997年からの記録を大台に乗せた。
 センターによると、今年の水揚げは5月30日にスタートし、8月下旬にはライバルの勝浦漁港(千葉県)を抜いた。勝浦漁港の水揚げ量は約1万1640トンで、追い上げは難しいという。気仙沼の水揚げ量は全国の約45%を占める。
 4日は一本釣り船23隻が入港し、カツオ54トンを水揚げした。高知県中土佐町の同船漁労長中城洋介さんは(58)は「カツオ漁は、周囲に餌の生きたイワシが豊富で、相場が良い気仙沼抜きに語れない」と話す。漁期は最終盤で、漁場が茨城県沖まで南下し、漁を切り上げる船もある。
 震災で気仙沼市魚市場や関連業者は甚大な被害があったが、「カツオの水揚げに間に合わせる」を合言葉に復旧を急ぎ、その年の6月に水揚げを再開させた。
 市魚市場を運営する気仙沼漁協の佐藤亮輔組合長は「20年も日本一の座を守ったことは気仙沼の総合力の結果だ。資源減少を危ぶむ声が大きく、政府に国際対応を求めながら末永くカツオを届けられるよう努力したい」と話した。


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2016年11月05日土曜日


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