宮城のニュース

<岩沼係長>缶バッジ人気 障害者に特需

缶バッジの製作に励む通所者
岩沼係長の缶バッジ

 4月に誕生した宮城県岩沼市のマスコットキャラクター「岩沼係長」が、市の障害者地域就労支援センターを潤している。センターは通所者に工賃を払うことで生活を支えているが、通常の受託業務は利益率が非常に低い。缶バッジは利益率が高い上に係長人気で依頼が続き、関係者は「係長さまさまだ」と喜んでいる。
 缶バッジを製作しているのは、44人が通所する「ひまわりホーム」。通所者のうち3、4人が携わっており、丸い紙に描かれた係長のイラストを専用機械に挟み込み、缶バッジを作る。8月の受託開始以来、9種類、約1万4000個を仕上げた。
 ホームはほかにも、航空機のヘッドホンのクリーニングや梱包材の製作などを受託しているが、利益は1個当たり4円〜50銭ほど。缶バッジはもうけが1個50円に上り、年間約1000万円の利益の中から通所者に工賃を払うホームとしては、破格の収入源となる。
 通所者の工賃は月平均で約2万8000円。佐々木健一園長は「缶バッジのおかげで、1円でも多く工賃を払うことができる。人気キャラクターの誕生が障害者の就労と生活を支えている」と話す。
 缶バッジはシティーセールスの道具として市が製作を決めたが、現在はイベント会場での販売や配布などにとどまる。市は常設の販売場所と缶バッジのデザインを増やすことを検討している。


関連ページ: 宮城 社会

2016年11月05日土曜日


先頭に戻る