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<青森中2自殺>遺族が文科相に要望書

 8月にいじめを訴えて自殺した青森市立中学2年の葛西りまさん=当時(13)=の遺族らが4日、文部科学省を訪れ、遺族と学校、教育委員会の情報共有や、初動調査の確立など、いじめ防止対策推進法の見直しを求める松野博一文科相宛ての要望書を提出した。
 要望書には、いじめが疑われる自殺があった場合、3日以内に児童・生徒へのアンケートを実施することや情報共有の他、いじめに特化した教員への研修義務付けを盛り込んだ。
 りまさんの父剛さん(38)は提出後の記者会見で「学校や教育委員会がどういう調査をしているのかなど、情報が全く入ってこない。日々不安なまま過ごしている」と述べた。
 剛さんによると、中学校はりまさんの自殺後、全校生徒約430人にアンケートを実施したが、剛さんに内容が開示されたのは21人分だけで、いじめに関する記述は見当たらなかった。
 また、りまさんが亡くなった約1週間後、自宅を訪れた校長から、学校の管理下で死傷した場合に見舞金などが支給される災害共済給付制度の申請書に、説明のないままサインを求められたという。
 同制度では、いじめと認定されれば満額の2800万円が支給されるが、提示されたのは通学中の死亡事故の場合に適用される1400万円だった。剛さんは「学校には不信感を持っている。私たちは娘に何があったのか知りたいだけだ」と批判した。


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2016年11月05日土曜日


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