福島のニュース

<全町避難>富岡にツルハ再出店

ツルハの出店が決まった福島県富岡町の複合商業施設の完成予想図

 ドラッグストア大手のツルハ(札幌市)が東京電力福島第1原発事故で避難区域になっている福島県富岡町内に、来年3月下旬に出店することが4日、分かった。町が掲げる来年4月の帰還開始目標に合わせ、公設民営の複合商業施設「さくらモールとみおか」に店舗を設け、町民の帰還や近隣住民の暮らしを下支えする。
 店舗は売り場面積約650平方メートル。施設への出店が決まっているホームセンターのダイユーエイト(福島市)、食料品スーパーのヨークベニマル(郡山市)に次ぐ規模となる。
 ツルハは原発事故後、富岡町にあった2店舗を含め、避難区域の計5店舗を閉店。同社によると、原発事故で閉店した避難区域の自治体への再出店は富岡町が初めて。風邪薬など一般薬を購入できる店を求める町民の声を受け、町がツルハに出店を働き掛けた。
 町が整備する複合商業施設は、旧ショッピングセンターの建物を活用する本格的施設。全面開業は来年3月下旬で、今月25日にはダイユーエイトと飲食店3店舗が先行オープンする。
 同町は南双葉地域の商業圏の中心的役割を担っている。既に避難指示が解除された楢葉町をはじめ周辺地域の住民帰還を後押しする役割も期待されている。
 富岡町は14日、ツルハと出店協定を結ぶ予定。5日に始まる町政懇談会でも出店を報告する。


2016年11月05日土曜日


先頭に戻る