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<世界津波の日>船から救助、ヘリで実施

旅客船から人形をつり上げ救助する海保ヘリ=5日午前11時20分ごろ、気仙沼市の気仙沼湾

 「世界津波の日」の5日、気仙沼市は東日本大震災で甚大な津波被害を受けた沿岸部で津波総合防災訓練を実施した。住民ら約5200人が参加し、最寄りの避難場所への経路などを確認した。
 午前9時に強い地震が発生し、10メートル以上の大津波警報が発令されたと想定。津谷小体育館では住民が毛布を担架にして人を運ぶ方法を体験し、近所の福祉施設臨時職員三浦文子さん(70)は「方法を忘れないように、定期的に繰り返して経験することが大事だと感じた」と話した。
 気仙沼湾では宮城海上保安部の巡視船搭載ヘリコプターが、大島汽船(気仙沼市)の旅客船から人形をつり上げて救助する訓練も行われた。
 市は沿岸14地区ごとに津波避難計画をつくるワークショップを進めており、本年度中に全地区で完成させる。市の小野寺秀実危機管理監は「今後は避難所を地元の方々に開設・運営してもらえる仕組みづくりにも力を入れる」と述べた。


2016年11月06日日曜日


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