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<楽天>川井 打撃投手で奮闘

打撃投手を務める川井氏

 東北楽天で今季、現役引退した川井貴志氏(40)が、打撃投手として第二の人生を歩み始めた。「ボブさん」の愛称で親しまれた左腕は「チームに貢献できる仕事をもらい、うれしい」。今度は、共に汗を流したチームメートの打撃力向上のため、懸命に腕を振る。

 5日は中川、西田ら4選手に約20分間、「6〜7割の力で」80球を投じた。目の前の防球ネットを苦にすることなく、ほぼストライクゾーンを外さない持ち前の制球力を発揮。「まだ慣れない。打たせてあげないといけないので結構、気を使う」と難しさを語る。
 それでも「『打ちやすい』と選手には好評だ」と報道陣から伝えられると「いやいや、打ち取っていたよ」と白い歯を見せ、先輩の意地をのぞかせた。練習の合間にファンからサインを求められる場面もあったが、「もう選手じゃないので」とやんわりと断っていた。
 2006年途中にトレードでロッテから入団。主に先発の谷間を埋める活躍を見せた。先月、現役を退いたが、契約の都合上、ユニホームの背番号は11年間付けた「45」のまま今キャンプに参加する。
 毎日100球前後を投げる体力のいる仕事。川井氏は、10人の打撃投手で2番目の年長となる。現役時代はオフに断食をするなど、人一倍、体のケアに気を使ってきた。「体が資本になるのは変わらない。しっかりトレーニングしたい」と気を引き締める。
 球団はチーム戦略室の一員に加える方針。選手にデータなどを浸透させる役目も期待されている。(佐藤理史)


2016年11月06日日曜日


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