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<全町避難>富岡町長、解除時期1月末にも決定

町内の復興状況などを説明する宮本町長=東京都品川区

 東京電力福島第1原発事故で全町避難する福島県富岡町の宮本皓一町長は5日、帰還困難区域を除く避難指示の解除時期について、早ければ来年1月末にも決定できるとの見通しを示した。町は来年4月の帰還開始を目標に掲げている。
 都内であった避難町民対象の町政懇談会で明らかにした。宮本町長は「4月1日解除を目指すなら、1月末か2月初めかは決まっていないが、その時期には『解除します』との決定を示せると思う」と述べた。
 政府が示した1月解除案に関しては、役場庁舎の復旧が間に合わないとして「唐突で現実的ではない」と改めて否定した。
 出席した住民からは、1月解除案に対し「一方的で理屈が分からない」「町は4月を目標に掲げており、前倒しは厳しい」など反対の声が上がった。
 解除自体を疑問視する意見もあった。町民の一人は町内で続く除染作業や第1原発の廃炉作業などを挙げ「不安要素があるのに帰還したい人を優先して解除に踏み切るのはいかがなものか」と強く批判した。
 政府は懇談会の意見を踏まえ、町や議会と協議し解除時期を判断する方針。


2016年11月06日日曜日


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