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<常磐線>相馬−浜吉田 鉄路復活へ試運転

内陸部に移転し、高架式になった新山下駅付近を試運転するJR常磐線の車両=5日午後0時15分ごろ、宮城県山元町

 JR東日本仙台支社は5日、東日本大震災で被災し、12月10日に運転再開する常磐線相馬(相馬市)−浜吉田(宮城県亘理町)で試運転を始めた。鉄路復活を待ち望む沿線の住民らが、高架式の線路を走る列車を見上げる姿もあった。
 初日は相馬−浜吉田間を時速約25キロのゆっくりとしたスピードで往復し、信号やポイントを点検。内陸に移設された山下駅(宮城県山元町)などに列車が止まると、運転士がホームとの距離や高低差を確認した。
 JR東の松木茂仙台支社長は「運転再開へ向けてしっかりと準備を進めていきたい」との談話を出した。
 再開区間は約23.2キロ。津波で甚大な被害を受けた駒ケ嶺(福島県新地町)−浜吉田の線路と、同区間内の新地(同)、坂元(山元町)、山下の3駅を内陸側に移設した。坂元、山下駅周辺では新たな街づくりが進み、計1500人以上が移り住む見通し。
 JR東は常磐線で残る運休区間に関し、浪江(福島県浪江町)−小高(南相馬市)を2017年春、竜田(福島県楢葉町)−富岡(同県富岡町)を17年末、富岡−浪江を19年度中に再開する。


2016年11月06日日曜日


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