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復興願い6年ぶり神楽

6年ぶりに復活した神楽。懐かしい舞に大きな拍手が送られた

 東日本大震災で被災した宮城県山元町の青巣稲荷神社の秋の例祭が6日あり、震災前は恒例だった神楽が6年ぶりに復活した。震災からの復興を願う神楽保存会メンバーの舞に、氏子の間に笑顔が広がった。
 住民が参加する本格的な秋祭りは昨年再開した。しかし、震災の津波で保存会メンバーが亡くなったり、衣装が津波で流されたりしたため、神楽の再開は見送られていた。氏子から「もう一度神楽を見たい」という要望が寄せられ、保存会のメンバー約10人が1カ月前から稽古を重ねてきた。
 この日、境内の特設舞台で披露されたのは「恵比寿舞」と「獅子舞」。震災前より演目は減ったものの、軽妙な舞とはやしに集まった住民約50人から大きな拍手が送られた。
 神社のある花釜区の岩佐年明区長(70)は「神楽は本当に久しぶりで夢中になって見た。保存会や舞台を作った方々に感謝したい」と笑顔。保存会メンバーの佐藤義広さん(60)は「たくさん拍手をいただいた。本当に感慨深い」と語った。


2016年11月07日月曜日


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