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<NPOの杜>見て見ぬふりはできない

 NPOにとって、活動目的はそう頻繁に変更すべきものではありません。しかし、社会環境の変化などによって、活動の範囲を変えるべきタイミングというのもあります。
 NPO法人アミューズおひさまは、2001年の発足以降、主に仙台市宮城野区で、理由に関わらず子どもを預かる託児サービスを提供したり、子育て初心者のママが集えるサロンを開いたりしてきました。現在は子育て支援だけでなく、異分野である高齢者への支援も行っています。
 ある時、東日本大震災で被災した子育て家庭への支援の場に、たまたま被災した高齢女性がやって来たことがきっかけでした。「被災して別居することになった孫におもちゃを作ってあげたい」とその女性は語りました。
 自分たちが活動する地域には子育てに悩むママたちだけでなく、1人暮らしの高齢者や震災で移り住んできた被災者もいる、と新たな地域課題に気づいたことで、法人定款上の活動範囲を変更してまでも、その支援の幅を広げることを選びました。
 「私たちは○○をしている団体だから」と支援の間口を狭めなかった。そこに、アミューズおひさまが市民活動団体たるゆえんが見えます。
(認定NPO法人杜の伝言板ゆるる 大西直樹)


関連ページ: 宮城 社会 NPOの杜

2016年11月07日月曜日


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