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<大衡村>民有地の交換登記 22年間放置

大衡村役場=2015年3月、宮城県大衡村

 宮城県大衡村が村有地と民有地を等価交換した後に必要な登記手続きを怠り、22年以上も放置していたことが7日、分かった。民有地の所有者との土地交換契約は成立しており、村は測量をやり直した上で登記を急ぐ。
 村は1993年12月、隣接する山林と牧場2カ所の村有地から合わせて約5万平方メートルを分筆し、近くの山林2万平方メートルと等価交換する仮契約を所有者の男性と締結。94年3月の村議会定例会の議決で契約を成立させたが、分筆も所有権移転の登記もしていなかった。
 男性が今年に入り、福島第1原発事故に伴う汚染牧草の損害賠償を東京電力に請求。窓口となった地元農協から「登記が村有地のままになっている」と連絡を受け、村に確認を求めたところ未登記が発覚した。
 2002年に土地測量の基準が変更されたことから当時の実測図は使えず、東日本大震災による地形の変化もあるため改めて測量が必要と判明。汚染牧草の賠償請求期限が来年3月末に迫り、村は村議会12月定例会に測量費用1066万円を盛り込んだ補正予算案を提出する。
 自治体が民間と土地を交換する際は、自治体側が民間の所有権移転登記も行わなければならない。村企画財政課は「詳細は現在調査中。当時の担当者らから事情を聞き取りたい」と話した。


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2016年11月08日火曜日


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