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<大衡セクハラ>女性職員の公務災害認定

大衡村役場=2014年11月

 宮城県大衡村の跡部昌洋前村長(67)が50代の村職員の女性にセクハラなどをしたとされる問題で、女性が精神的疾患によって休職したのは前村長の行為が原因として、地方公務員災害補償基金宮城県支部が公務災害と認定していたことが7日、分かった。認定は9月28日付で、村は休職中の給与などを女性に支払う方針。
 村などによると、女性は2014年12月から精神的疾患を理由に180日間の休暇を取得。15年6月から休職扱いとなっている。15年7月、村を通じて同基金に公務災害に認定するよう請求していた。
 基金が送付した認定通知書は「セクハラやパワハラが事実であったかは確認できない」としながら、「本人に大量のメールが送られていることが確認でき、これが原因で医学的知見においても精神的疾患を発症したと認められる」と指摘。「職場でひどい嫌がらせ、いじめ、暴力を執拗(しつよう)に受けたケースに該当する」と判断した。災害発生日は前村長が在任中の14年10月7日とした。
 認定を受け、村は女性の休職期間中、一部しか支給していなかった給与と手当を全額支給する。支給額は数百万円とみられ、村議会12月定例会に一般会計補正予算案を提出する見込み。
 萩原達雄村長は「基金の判断に私たちは関与できない。公務災害認定の通知を重く受け止める」と話した。
 この問題を巡り、女性は15年3月、性的関係を求められたり、携帯電話に大量のメールを送られたりしたのはセクハラやパワハラだとして、前村長に慰謝料など1000万円の損害賠償を求める訴えを仙台地裁に起こしている。


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2016年11月08日火曜日


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