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<大川小訴訟>知事「全て学校責任行き過ぎ」

全員協議会で大川小訴訟についての控訴理由を述べる村井知事=11月4日ろ、宮城県議会棟

 東日本大震災で犠牲になった宮城県石巻市大川小の児童23人の19遺族が起こした損害賠償請求訴訟で、仙台地裁判決を不服として市とともに7日控訴した宮城県の村井嘉浩知事は、直後の定例記者会見で「全てを学校の責任にするのは行き過ぎだ」と持論を繰り返した。
 村井知事は、「津波は予見できた」「教員の避難先の選定に誤りがあった」と認定した判決について、「教員も11人中10人が亡くなった。ベストと思う選択をした結果、あのような事態になった」と反論した。
 学校裏山への避難については、「当時はみぞれで滑りやすく高齢者も学校に避難していた。教員、行政は全員を安全な場所に避難させなければならず、短時間で判断するのは無理があった」との考えを示した。
 行政や学校の管理責任を巡っては、「教員の判断は地域住民の意見も聞いた結果で、一方的に非があるというのは問題」と指摘。「話し合いは平行線をたどっており、高裁で判断を仰ぎたい」と強調した。
 遺族に対しては「亡くなった子どもの親が全員裁判を起こしているわけではなく、耐えている人もいる。裁判すると決めた以上、互いが争うのは法治国家ではやむを得ない」と話した。


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2016年11月08日火曜日


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