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<ベガルタ飛躍へ>理想 割り切りも必要

シーズンを振り返るJ1仙台の渡辺監督

 J1仙台・渡辺監督の就任3季目となった今季は、昨季より順位を二つ上げて年間12位で終えた。この1年の成果や課題を監督に聞いた。(聞き手は狭間優作、加藤伸一)

◎2016年成果と課題/渡辺監督インタビュー

<ぶれずに進めた>
 −春季キャンプから1年通して指揮を執るのは今季で2季目。昨季との違いは。
 「昨季は試行錯誤した部分があった。今季は結果には満足していないが、ぶれずに進めた。選手は最後までよく付いてきてくれた」

 −昨季に比べ失点、得点直後の失点が少なかった。
 「昨季はそこが課題だった。『失点後にうなだれない、得点後に浮かれない』と言い続けた成果が出た。今季はリスタート時の立ち位置を決めて、選手たちに厳守させた。精神面の浮き沈みのなさにつながった」

 −連敗中、選手たちが浮足立った様子はなかった。
 「理想のサッカーを追い求め、選手に迷いはなかった。究極の理想は、攻め続けて敵陣だけでゲームを進めること。ボールを握り、奪われたらすぐに取り返す。選手たちは理想とするサッカーを追求することに、満足していたと思う。選手が楽しまないと、チームは成長しない」

<臨機応変に戦う>
 −J1のFC東京から期限付きで加入したMF三田が、貴重な戦力となった。
 「三田と(MF富田)晋伍でボランチを固定できたのは大きい。昨季のFC東京戦で敵だった三田が、仙台の選手にぶつかった時の球際の強さに驚いた。ずっと印象に残っていて、昨年12月に2回電話し、直接会いにも行って加入を働き掛けた」

 −主力の相次ぐ負傷には昨季以上に苦しめられた。
 「練習の負荷を大きくしたことが、負傷につながったのかもしれない。だからといって、負荷を小さくするつもりはない。きつい練習でも負傷しないすべを考えないといけない」

 −浦和、G大阪、広島に全敗した。強いチームに勝つために必要なことは。
 「自分たちのサッカーができない時に割り切ることだ。今季終盤から臨機応変に戦っている。神戸戦(10月22日)は、ボールをあまり保持できなかったが、勝負に徹した。相手よりも多くシュートを打ち、勝てた。落ち着いていろいろな戦い方ができれば、強豪に勝てるようになる」


2016年11月08日火曜日


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