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<台風10号>水没の龍泉洞17年3月再開

入り口から水があふれている龍泉洞の入り口=2016年9月1日、岩泉町岩泉

 台風10号豪雨で洪水被害に遭い閉鎖している岩手県岩泉町の鍾乳洞「龍泉洞」が来年3月、営業を再開する見通しとなった。今週中にも洞内の照明設備や通路の補修工事に入る。
 7日の町議会9月定例会で、龍泉洞の復旧費1億570万円を盛り込んだ観光事業特別会計補正予算が可決された。工事期間は来年3月中旬までの見込み。
 通路や配電盤など洞内設備のほか、コンクリートがめくれるなどの被害が出た駐車場と鍾乳洞近くにある遊歩道も補修する。
 龍泉洞は台風10号豪雨で洞内の地底湖が最低部から最大6.2メートルの地点まで増水。見学用通路や照明設備が水没した。ただ鍾乳石に大きな被害はなく、一時濁った水も本来の透明度を取り戻した。
 町経済観光交流課の三浦英二課長は「全国からの再開時期の問い合わせに答えられず心苦しかった。見通しが立ったので万全の態勢で観光客を迎えられるようにしたい」と話す。
 龍泉洞は国の天然記念物で日本三大鍾乳洞の一つ。かつては年間20万人が訪れたが、東日本大震災後に約6万人に減少。昨年度は約17万人に回復していた。


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2016年11月08日火曜日


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