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かさ上げ商業地 市街地再生へ施設着工

まちづくり会社が整備する商業施設のイメージ図

 東日本大震災で被害を受けた岩手県大船渡市の大船渡駅周辺地区のかさ上げ商業エリアで7日、まちづくり会社キャッセン大船渡が整備運営する商業施設が着工した。2017年4月下旬開業を目指す。同エリアで10月に建設工事が始まった別の共同店舗と合わせ、市街地の商業再建が動きだした。
 商業施設は、飲食店中心の「キャッセン フードビレッジ」(12店)と物販や事務所などが集まる「キャッセン モール&パティオ」(17店)。ともに鉄骨平屋建てで、延べ床面積はそれぞれ約1080平方メートルと約2340平方メートル。
 整備費約10億6900万円を見込み、約6割に津波立地補助金を充てる。テナント型で家賃は月額1坪(3.3平方メートル)当たり3200〜4800円。入居29店中18店が震災で被災した。
 大船渡駅周辺地区の商業再建を巡っては、商業施設と考え方が異なる商業者らが離脱。仮設商店街「おおふなと夢商店街」の運営組合が、17年春の開業を目標に共同店舗を着工した。
 まちづくり会社にはエリアの土地を所有する市、借地して事業展開する民間事業者、商工会議所、金融機関などが出資。約10ヘクタールのエリア全体のマネジメントも担う。
 同社の臂(ひじ)徹取締役(36)は「経営状況や後継ぎ問題などで選択はさまざまだが、各商業者がにぎわうのがわれわれの目的。そのために注力したい」と話した。


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2016年11月08日火曜日


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