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高台移転の新校舎 新たな歴史刻む

高台に整備した校舎で新たな学校生活が始まった=7日、大船渡市三陸町

 東日本大震災で全壊し、海抜53メートルの高台で移転新築を進めていた岩手県大船渡市三陸町の越喜来(おきらい)小(児童85人)の校舎が完成し、7日授業を始めた。
 全校朝会で村上修校長は「新しい歴史を私たちの手で一つずつ築いていこう」と呼び掛けた。新たな校章が入った校旗がお披露目され、児童たちが新しい校歌を高らかに歌った。
 当初は今年4月の完成予定だったが、入札不調で遅れた。6年生の田端里帆さん(12)は「卒業前に入れて良かった。窓ガラスが多く外がたくさん見えるし、校庭が広くて楽しみ」と話した。
 敷地面積は約2万3000平方メートルで、校舎は鉄筋コンクリート一部木造2階建て。地域の避難所の屋内運動場は、簡易式床暖房を導入している。敷地内には越喜来幼稚園と同保育所を統合した越喜来こども園を併設。全体の事業費は約42億円で、小学校の門柱は被災した旧校舎から移設した。
 同小は震災後、同じ越喜来地区にあり、地震で損壊した崎浜小と共に甫嶺(ほれい)小で合同授業を実施してきた。3校は2012年4月に統合した。


2016年11月08日火曜日


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