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双葉高の思い出惜しむ 休校記念プレート設置

設置された記念プレート(右)をカメラ付き携帯電話で撮影する卒業生
双葉高の校舎を見学する卒業生

 東京電力福島第1原発事故でいわき市に避難し本年度限りで休校する福島県双葉高の卒業生らが6日、双葉町の帰還困難区域にある本校舎を見学し、記念のプレートを除幕した。

 休校記念事業の一環で、県内外から20人が参加。原発事故後、初めて校舎を訪れた人が多く、物が散乱したままの玄関や、除染廃棄物の袋が置かれた校庭などを見て回った。隣接する同窓会館の屋上からも校舎や無人の街並みを眺めた。
 校門近くに設置された記念プレートは、ステンレス製で縦30センチ、横40センチ。校歌の歌詞、休校記念事業のスローガン「復活 双高」の文字が記され、桜の季節の本校舎とかつての木造校舎の写真が添えられている。
 千葉県から参加した瀬尾美和子さん(64)は「在校中に今の校舎が完成した。懐かしいと同時に、原発事故から時間が止まっていて切なくなった」と話した。他の参加者からも「どんなに汚れていても母校は自分のルーツだ」「部活動に励んだ教室を見て、うれしかった」などの声が出た。


2016年11月08日火曜日


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